JENOが提案する2019年夏のトレンド提案

JENOが提案する2019年夏のトレンドヘア
今こそカットの“質”が問われる時代 ナチュラルさの中に旬を取り入れ、似合わせを重視

切りっぱなしボブ、ワンレン外ハネ…そろそろ飽きてきた、という方もたくさんいるはず。そこでJENOでは、流行を取り入れつつ、誰でも挑戦しやすいデザインを提案。代表の堀江昌樹さんに、詳しくお聞きしました。

2019年夏のトレンドデザインとは?

だんだん軽めのデザインが増え、ウルフの人気も高まってきていますが、ウルフは実は結構、冒険する気持ちがないとできないヘアなので、実際にやる人はそれほど多くはありません。大多数の方はナチュラルを希望されますので、ナチュラルさの中にウルフっぽさを取り入れたりすることが重要です。切りっぱなしボブとかワンレン外ハネも流行りましたが、ありふれてしまい、それに飽きて、今まさにカットの“質”が問われる時代です。フィット感とか奥行き感を出すなど、ひとり1人のお客様に合わせ、より似合わせにフォーカスしていくことが求められているのではないかと思っています。

2019年夏のトレンドカラーとは?

ハイトーンやブリーチ、グラデーションカラーやグレージュなどの“外国人風”ヘアの人気はずっと続いていますが、だからといって髪のダメージは気にしない、という人が少なくなってきています。そういうヘアを楽しみつつ、髪をきれいに見せたいというニーズが高まってきており、それに対応できる薬剤も出てきています。バサッとというよりツヤとか潤いを見せていくアプローチがスタンダードになっていくのではないかと思っています。アッシュ系カラーも髪が傷んで見えるイメージが強いので、ブリーチをしなくても赤味を消すことができるカラー提案が増えていくのではないでしょうか。

2019年夏のJENOの提案は?

JENOの基本はナチュラルカジュアルですが、モードすぎず、コンサバすぎず、キュートすぎず、という絶妙なラインを狙っていきたいですね。ベタなウルフというより、ボブベースでひし型っぽくしたり、誰でも取り入れやすいモードっぽさを出したり。また、パーマで柔らかなウェーブをつけてニュアンスを出すのもおすすめです。全頭でなくても部分的にでもパーマをかけると印象が変わるので推していきたいです。カラーは、グレージュ系の人気が高いですが、それにパープルを混ぜたりしてツヤっぽく見せるのがおすすめです。特に大人世代は、アッシュのくすみが気になると思うので、ナチュラル系カラーを混ぜてツヤ感を出していこうと思います。

JENO代表 堀江昌樹さん
◆Profile

apish統括クリエイティブ ディレクターを経て2017年、「JENO」の代表に就任。ナチュラルヘアをベースに、高い技術とやさしい人柄で多くのお客様から支持を集める。サロンワークの他、雑誌の撮影やセミナー講師、商品開発など多方面で活躍中。コンテスト受賞歴も多数あり、デザイン力に定評がある。

2019年後半のトレンドをどう予測していますか?

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Hair&Make/JENO Photo/生駒 由美 Text/森永 泰恵 構成/らしさ編集部
取材協力:JENO(ジェノ)
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