毛先カールと表面の浮遊感カールでふんわりさせて柔らかいひし形フォルムに仕上げるアイロンテクニックです。
毛量が少なくてやや細くかなり柔らかい髪質です。超軟毛でペタンコになるのでスタイリングで苦労するのがお悩みです。そこで、ボブスタイルを生かしたひし形フォルムのカールヘアにチェンジします。
アイロン操作に入る前に、アイロン用のトリートメントスプレーを塗布すれば髪を保護しながらカール感がキープされます。全体的にベースカールとして毛先を平巻きにして、そのパネル間にミックスカールをブレンドします。ただし、サイドは表面と内部にブレンドカールを作ってひし形フォルムに仕上げます。使用するアイロンは髪の長さに合わせて26mmを使い設定温度は210℃にします。
デザインイメージを無限大に。操作性&質感アップを実現したプロフェッショナルのためのカールアイロン。
※宮村氏使用のアイロンは、SR-32と同スペックアイロンであり非売品です
バック。正面から見た時のアクセントにするため耳後ろを逆巻きにして少しハネ感を出す。
上下2段に分けてネープを平巻き。上段も同様に毛先にしっかりしたカール感を出す。
さらに、トップの髪をランダムに引き出してブレンドカールを作る。クリンとならないようにアイロンを滑らせながら抜く。
サイド。まず、もみ上げの髪を前方に引き出してフォワードに巻く。これで小顔効果を出す。
ベースを平巻きにしてパネル間から毛束を引き出してブレンドカールを作る。ミックスカールでランダムにする。
サイド上部も同様に中間まで平巻きで毛先にカールを作る。
さらに、パネル間から毛束を引き出してミックスカールでブレンドする。
サイドの表面はベースカールと同様に平巻きする。
逆サイドも同様に巻く。
トップ。ふんわりした立ち上がりを出すため、毛先を持って根元のみしごくようにして熱を与える。
その下にランダムにブレンドカールを作る。
前髪の表面にリバースカールで表情をつける。
巻き終わり。
スタイリング。カールの束を指でほぐしながら大きなシルエットにして徐々に小さくまとめる。
パウダーワックスを塗布してカール感をキープする。
全体のバランスをチェックしてトップをふんわりさせる。
毛先カールと表面の浮遊感カールで甘さを漂わせたフェミニンなスタイルです。ゆるやかなカールとひし形フォルムでふんわりした質感に仕上げました。アイロンは26mmで設定温度は210℃。短い髪なので耳後ろを外ハネにしてアクセント与えています。