根元から毛先にかけて均一の色味を叶えるカラーリングのテクニックです。事前のカウンセリングで残留色素を確認してカラー剤を調合します。
髪質は細くてやや柔らかい状態。毛先に弱損傷のダメージがあり乾燥でパサつきが見られます。表面は10レベルで黄色みとオレンジの色素が残っています。
この冬は、お客様のニーズが多いやや暗めでツヤ感を重視したカラーをご提案したいと考えています。また、パーマをかけたりアイロンを使うと褪色が早くなりがちなので、色持ちがよくてしっとりした髪の素材感を再現させたカラーが必須です。今回のレシピは、アンヴィエPB-7とMB-8とAB-7(1:2:2)でブルーオキシは3%と6%(1:1)。根元から毛先までワンメイクでカラーリングします。
美容液成分83.19%。髪の美しさと地肌へのいたわりを大切にし自然の力で美しくなる新しいカラー剤です。
1.前処理。プレシャンプー後にアンヴィエ プレトリートメントを霧吹きで塗布する。
2.プレトリートメント後にドライして損傷部と既染部との色ムラを調節する。
3.カラーリングは根元から。薬剤を調合し、アンダーセクションから塗り始めて徐々にトップを塗布する。
4.根元の最後は顔まわりを塗布する。
5.根元を塗布したら中間を塗布する。
6.さらに毛先を塗布。ここもアンダーセクションからトップに向かって塗布する。
7.カラーリングの終了。このまま約15〜20分間、自然放置する。
8.カラーチェック。根元から毛先までしっかり色味が入っているかチェックする。
9.アフターケア。シャンプー後にアンヴィエ アフターリンスで頭皮や毛穴に残った薬剤を除去。トリートメントをして仕上げる。
10.仕上がり。
7レベルのアッシュマット系に仕上げた大人感覚のしっとりカラー。毛先のパサつきと褪色を抑えて、根元から毛先まで均一の色味を実現しました。表面にはツヤ感、そして指通りの良さを出して髪の素材感を出しました。