今回の特集で美髪スタイルを提案していただいたMINX aoyamaの中野太郎さんにヘアデザインやテクニックに関するこだわりを語っていただきました。
私がヘアデザインで心がけていることはホームスタイリングでの再現性です。いくらサロンできれいなスタイルに仕上げても、お客様ご自身が再現できないと意味がないと考えます。お客様が再現できてこそ、それがお客様にとって最高のスタイルといえるのではないでしょうか。そのために、私たちプロは一人ひとりの髪質やお悩みを把握してパーソナルなデザインをご提供する義務があります。再現性が高くなおかつ持続性があることも大事ですね。
そんなデザインをご提案する上で、テクニックや使用する薬剤に関しても、ダメージを与えずに髪の素材を守るものが必要です。それは事前のカウンセリングからすでに始まっており、傷んだからすぐにカットするということはできるだけ避けながら最善の手段を選択して施術します。MINXでは薬剤を導入するための専門のプロジェクトチームがあり、お客様の髪にとって最高の商品を使用するためにいろんな商材をテストしています。そんな彼らのお蔭で私たちは安心してサロンワークに励むことができています。
今年はMINXが創業30周年を迎えますが、私自身はもっとお客様にパーマをお勧めしていきたいと考えています。やはり再現性を考えた場合、パーマをかけることでスタイリングがやりやすくなると思うんです。だから、パーマに苦手意識を持っている方には、柔らかい質感や部分的なポイントパーマをご提案して、再現性のよさを実感していただきたいですね。そんなお手伝いを今年はもっとさせていただきます。