2018年にオープンしたELLE salonは、大阪で注目を集めるトータルビューティーのサロン。今回の特集では最旬の9スタイルを創作していただき、ELLEの世界観を表現していただきました。ここではELLE salonの副店長である上野 渚さんにサロンのコンセプトやトレンドヘアについてお聞きしました。
1945年、フランスでファッション誌『ELLE』が誕生しました。戦後の爪痕が残る当時、ELLEの創始者エレーヌ・ラザレフによって発信された「OPEN YOUR APPETITE〜好奇心旺盛に生きよう〜」という力強いメッセージは、知的好奇心を持ってセンスを磨き、自分らしくハッピーに生きることを提案し、人々にポジティブな影響を与えたとされています。そんな『ELLE』のDNAを引き継ぐELLE salonは、訪れたすべての方が、商品や技術を通じてリラックスできる上質な空間を提供しています。コンセプトは「モダンウェルネス」。至高のおもてなしと施術で、お客様に自信に満ちた美しさと完璧なスタイルの提案をしています。
来店されるお客様は25歳から50歳代まで幅広い年齢層の方々に支持されています。お客様のニーズはカジュアルというよりも、どこかに品のある大人感覚で上質なデザインを求められる方が多いです。やはり雑誌のイメージを抱いてご来店される方もいて、そのテイストとイメージを損なわないようにデザインの提案を行っています。また、ハイブランド志向の方もいらっしゃるので、そんなお洋服にマッチするように、カラーではブロンド系のカラーをご提案することも増えています。ELLE salonはヘアだけでなくメイクもメニューとして取り入れているので、トータルビューティーとしてのご要望にもお応えしています。
今回のスタイル集は雑誌『ELLE』の世界観をモチーフに、オリジナルのコンセプトスタイルを提案させていただきました。最も重きを置いているのがベースとなるカットです。そこに、カラーでは深みの中に発色性を高めたり、明るめのハイトーンカラーやハイライトを織り交ぜた立体的なカラーなど多彩なデザインを創作しました。実はスタッフがハイトーンカラーをしている影響なのか、お客様も同じようなオーダーをされる方が増えてきました。しかも、明るいカラーでもツヤ感は必須です。そんな、ダメージを感じさせないようにしっかりと色味を発揮しています。パーマはベースカットに連動させながら、外国人風の独特なカール感を出しました。特に、顔まわりなどにアクセントを与えてデザイン的に主張性をプラスするのがポイントです。カラーもパーマも、ELLE独特のおしゃれなニュアンスを感じていただけたら幸いです。