モイストウェーブヘアカタログ

apish ginZa 宮下 浩一郎×アドバンス 木村 仁

湿熱パーマ ナノアクア・デジクリップ スペシャルトーク

弾力がありダメージを感じない繰り返しかけられるパーマ

今回のパーマ特集でスタイルを提案していただいたapish ginZaテクニカルディレクターの宮下 浩一郎さんとナノアクアライトとデジクリップを開発したアドバンス株式会社代表取締役の木村 仁さんにその効果や実感について語っていただきました。

◆ サロンの要望で誕生した少ないロッドでかけるナノアクアライト

木村/今回、ナノアクアとデジクリップを使ってパーマヘアのコラボレーションをしていただきましたが、apishさんに来られる最近のパーマのお客様はどのようなご要望をお持ちですか。

宮下/最近はパーマに対して再現性を重視されるお客様が増えているように感じます。コールドパーマよりもデジタルパーマの方が再現性が高いので、湿熱を利用したナノアクアとデジクリップはうちでも大変重宝していますね。

木村/今回は少ないロッド本数でかけるナノアクアライトを使用してヘアスタイルをデザインしていただきましたが、これは重々しくないニュアンス的なパーマを求める際に効果的だと思います。実際に使用されて実感はいかがでしたか。

宮下/日本人は比較的、硬毛で毛量も多いとされていますが、かなり前からサロンではドライカットなどで毛量調整をしています。その中で、ロッドを巻きすぎて毛量に合っていないワインディングがあったような気がします。しかし、今回のようにロッドを10本以内に収めればより時間短縮が可能で、ミニマムな仕事でマキシマムなパフォーマンスを発揮できる機器だなと思いました。

木村/実はこのナノアクアライトは、前髪だけとかトップだけといったポイントパーマに対応した商品として開発しました。これはサロン様からのご要望にお応えした製品なんですよ。それと、時間がないお客様の中には素早くパーマを済ませてほしいというご要望もあり、それらを叶えたアイテムです。

宮下/これから年配層のお客様が増えていく時代の中で、トップの根元だけふんわりさせたいとかハリコシをアップさせたいという方に、少ないロッドでパーマがかけられる最適なアイテムですね。パーマの需要は今後ますます増えていくでしょうから。

◆ 使い方をしっかりマスターすればパーマは決して失敗しない

木村/機器のみならず、薬剤に関しても新しい商品を開発中なんです。そのテーマに掲げているのは「髪がやせない」薬剤です。ダメージを抑えるのは今や必須条件です。それにプラスして髪が細くならないという要素を盛り込んでいきたいと考えています。

宮下/それは重要なことですよね。うちでは10年以上も前から湿熱でデジパーをかけ、デジクリップは数年前から導入しています。だから、今や乾熱でかけるパーマは想像できません。そこに新しい薬剤も開発されるとなるとさらにご提案する幅が広がります。

木村/しかし、10年以上も前から湿熱パーマを導入されていたなんてすごいですね。

宮下/やはり、美容師なら湿熱と乾熱の違いは一目瞭然ですし、毎日ご自分の髪を触られているお客様ならなおさらお分りでしょう。髪に弾力が生まれてダメージも感じない。しかも、繰り返しかけてもふんわりしたパーマをご提供したい、それが私たちの考えなんです。

木村/湿熱に関してそれほど長い歴史とポリシーを持っていたことに感服します。以前は水分を飛ばしてパーマをかけるといった時代から、apishさんは湿熱にこだわってさらにアドバイスもいただいていましたから本当にありがたいですね。

宮下/ナノアクアやデジクリップができる以前から、ミストを噴霧しながらデジパーをかけていましたからね。そこで、初めてデジクリップを見た時に驚いたんですよ、「なんだコレは!」って(笑)。パーマをかけた時のゴワつきがなく手グシも通りますからね。それが湿熱の良さですよ。

木村/そういったナマの声はお聞きして嬉しいし、やっぱりパーマをかけるのが上手いですよ。その点はさすがだと思いますね。

宮下/パーマは使用する薬剤やシステムの使い方など基本的な要素が大事で、その上で私たち美容師がデザイン性を高める使命があるんです。使い方をしっかり勉強してマスターすればパーマは決して失敗しないし怖くないと思います。

木村/今後は湿熱を利用してトリートメント効果を発揮するような薬剤の開発を考えています。今まではアルカリや還元剤を抑えたマイナス志向の発想をプラス志向に向けていきたいですね。それを実現させるためにもapishさんのお力をいただけるとありがたいです。

宮下/私たちもアドバンスさんのような先駆者がいてこそサロンワークが成り立っています。テクニックはいくらでも工夫できますが、薬剤や機器に関してはやはりメーカーさんに頼るほかはありません。今後はさらにいい商品が開発されるでしょうから、私たちもいいスタイルをご提案してお客様に喜ばれる仕事をしていきたいですね。

アドバンス株式会社 代表取締役/木村 仁さん

究極の美髪を追求しながら、ウェーブ剤、ストレート剤、サポート剤、ヘアケア剤などの薬剤やナノアクア及びデジクリップの開発で、さらに健康で美しく再現性が簡単なスタイル作りを提案しています。

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