今回のヘアカラー特集でデザイン提案をしていただいたAFLOAT CEOの宮村 浩気さんに、AFLOATのヘアカラーコンセプトとコラボレーションをした「アンヴィエ カラー」に関する感想を語っていただきました。
ヘアカラーの提案に関して、サロン全体で統一した一定の色味をお勧めするようなブランド展開はしていません。AFLOATでは、個々のスタイリストがデザイン力を発揮し、お客様にマッチしたパーソナルなカラーをご提案するように心がけています。色味・明度・彩度などをお客様の髪質やダメージ具合、さらにライフスタイルやお洋服の雰囲気などから判断してチョイスします。その中でキーワードになるのが「上質なカラー」や「大人のカラー」、もしくは年代に合わせた「カジュアルなカラー」です。
私は個人的に、今年の春は「デザインカラー」を推奨したいと考えています。デザインカラーといっても従来のようなグラデーションカラーやウィービングやスライシングといった規則的なデザインではなく、少し雑でアバウトな感じのカラーがいいかなと思っています。色味はしっかり入っているんですが、わざと雑にする。感覚的で難しいですが、それが味わいになりよりナチュラルなデザインになると考えています。このように、ヘアカラーの提案はスタイリスト個々の技術力や見極めが大切で、そんな技を磨いていきたいですね。
今回使用した「アンヴィエ カラー」は、発色がよく技術者にとって使いやすいカラー剤だと思います。特に、染め上がりの早さが気に入っています。サロンワークにおいて5分でも10分でも早く仕上がれば、お客様もサロンにとっても双方にメリットがあります。その上で、計算通りの発色になるので、新人スタイリストでも失敗のない施術ができるでしょう。さらに、天然植物エキスの配合と今までにないタイプの2剤の「ブルーオキシ」がお客様の地肌やスタッフの手荒れを防止してくれるのでこれから大変重宝する薬剤になると思います。