2018 AFLOAT最新ヘアカタログ

AFLOAT D'L 矢田 菜津紀×JOEWELLシザーズ
スクエアなフォルムに丸みと浮遊感を与えるカットテクニック

ベースカットで全体のフォルムに丸みを与え、ドライカットで毛先のディテールをソフトに仕上げます。さらに内部の毛量調整でスタイリングがしやすいように整えます。

◆ Before(カウンセリング)

スクエアに見える髪を丸みのシルエットにリメイク

毛量がやや多く、少し太くて硬い髪質です。ショートなのでハチが張って四角いシルエットに見えるので、トップは丸みを出して浮遊感をプラス。毛先は柔らかい質感でシャープなラインにします。

テクニック プロセス解説

<カットテクニック アドバイス>

グラデーションで丸みを与えドライカットで質感を作る

AFLOAT D'L ヘアクリエーター 斎藤 詩歩さん

硬毛のショートヘアはハチまわりが膨らんでスクエアなシルエットになりがちです。そこで、グラデーションカットで丸みのベースを作り、束感を作りやすいように毛先と中間にセニングを入れます。デザインポイントのサイドは、毛先をソフトにしながら前下がりのラインでシャープに見せます。

1.バックのアウトラインをカットし、45度の角度でネープにレイヤーを入れる。使用するハサミはXPG-60。

2.2段目もレイヤーでつなげる。ただし、両端のパネルは中央に寄せてグラデーションを入れる。

3.表面の髪を降ろして60度のグラデーションカットでつなげる。

4.さらに、表面の髪をオンザベースで引き出してコーナーをカット。放射線状にパネルを展開して全体的にグラデーションを入れる。

5.サイドのアウトラインのカット。前下がりのラインでつなげ、顔まわりは内巻きにするためコーナーのみをカット。

6.サイドをグラデーションカット。45度の角度でパネルを引き出してバックとつなげる。

7.表面の髪を後方に引きながらコーナーをカットして毛先にレイヤーを入れる。

8.前髪のカット。左右の瞳の間で三角ベースを取り、流したい方向とは逆にシェイプしてチョップカット。長さを残す。ベースカットの終了。

9.ドライカット。前髪は毛先のみにセニング。斜めに刃先を入れる。使用するハサミはXPG-1T30。

10.トップのカット。パネルを真上に持ち上げて毛先にセニングを入れる。使用するハサミはXPG-2T30。

11.ネープはパネルを徐々に持ち上げてエレベーションカットで毛先にセニング。使用するハサミはXPG-W17。

12.グラデーションの部分は斜めに刃先を入れて毛先をセニングカット。

13.表面の髪も毛先にセニングを入れる。使用するハサミはXPG-2T30。

14.毛量が溜まりやす耳後ろなどは多めにセニングカットをして量感を削る。使用するハサミはXPG-W17。

15.表面の髪を縦パネルで引き出して中間からセニングレイヤーを入れる。使用するハサミはXPG-2T30。

16.サイドのハチ下はダウンステムで毛先をセニングカット。

17.サイドの表面は縦パネルを引き出して毛先をセニングカット。

18.サイド全体にセニングレイヤー。ただし、表面の髪は切らずに残す。

19.顔まわりのカット。量感を確認しながらセニングカットをする。使用するハサミはXPG-1T30。

17.カット終了。

◇ After(完成)

硬い髪質をふんわりさせた前下がりの大人ボブ

前下がりのラインで顔まわりに長さを残した大人感覚のボブです。トップはふんわり、サイドはシャープにして全体のシルエットをバランスよくデザイン。毛先は柔らかさを出しながら硬い髪質をふんわりさせました。

スタイルの詳細|浮遊感とシャープなラインが魅力的な前下がりショートボブ

◆ AFLAOTオリジナルカットテクニック

  • AFLOAT 宮村 カットテクニック01|強いクセを抑えて柔らかい質感を出す
  • AFLOAT D'L 矢田 カットテクニック02|フラットな軟毛に重さと動きを出す
  • XELHA 松宮 カットテクニック03|ゴワつく硬毛をしなやかにする
  • AFLOAT D'L 赤川 カットテクニック04|動きが出にくい軟毛をふんわりさせる
  • AFLOAT D'L 斎藤 カットテクニック05|スクエアなフォルムに丸みと浮遊感を与え

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