自然な丸みでツヤやかな髪に仕上げる低温ストレートのテクニックです。細くて乾燥しやすいエイジング世代の髪を柔らかくしっとりした質感に甦らせます。
<Before>
うねるクセと毛先の広がりを低温ストレートでおさめる
毛量がやや多く、少し太い髪質でうねるクセがあります。さらに毛先が広がってまとまりにくい状態。そこで、低温ストレートでボリュームコントロールをしながらしっとりした丸みのあるデザインに仕上げます。
◇ 美容師さんの為の低温ストレート・テクニックプロセス
髪に熱変性を与えない低温ストレートとトリートメント効果のある薬剤を使用して、エイジング世代の髪を美しく整えます。年齢とともにクセが生まれたり、髪質の変化でお悩みの方におすすめのストレートヘアです。ボリューム感をコントロールしながらツヤやかな髪にリメイクします。
▽ 使ったのはこのアイテム
1.前処理。全体にCMCをスプレー塗布。
2.ハイダメージ部分にC-Kクリームを塗布。ハリコシが必要な場合はH-Kを塗布する。
3.1剤塗布。ダメージ状態や求めるデザインに応じてバッファープロテクターを組み合わせる。10〜20分間放置して水洗。
1剤塗布とバッファープロテクターの
組み合わせ例
3:1/ボリュームを落としすぎない場合
1:1/クセを残しつつ落ち着きを与えたい場合
1:5/ハイダメージ部分用
4.アイロン操作。ドライ後、140〜160℃で根元からスルー。パネルの厚みは1cmを目安にする。
5.根元部分からアイロンを挟み中間から毛先に向かってスルーする。
6.2剤塗布。モイストタイプは10〜15分、エアリータイプは5分間放置。
7.後処理。水洗後、A-AとH-Pを塗布。2分間放置後に水洗しアフタートリートメントで仕上げる。
8.ホームケア。ディープ・モイストライザーでまとまりと潤いを与える。
▽ After
熱変性を与えない低温ストレートでエイジング世代の弱った髪をふんわり仕上げたボリューミーなスタイルです。最低限の熱で薬剤のパワーを引き出し、トリートメント効果でクセのある細い髪をしっとりしなやかに仕上げています。毎日のスタイリングも簡単です。